ベジリア ブレンドローション開発ストーリー

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化粧水を作り始めたきっかけは、自分の肌に合った市販品が全く無かったからです。私の肌は防腐剤や界面活性剤などに反応し肌荒れします。出産後は更に悪化して、無添加と呼ばれる化粧品も使えなくなりました。無添加と呼ばれる様々な化粧品を試しましたが、全てだめでした。自分が何の成分に反応しているのかもはっきりせずに大変苦しみました。

無添加と宣伝している化粧品が、開封後常温で保管しても腐らないのを不思議に思い、大手化粧品メーカーの研究所に20年以上勤務している専門家に理由を聞きました。

実は無添加化粧品でも“隠れ防腐剤”入っていて中身はしっかりと防腐性がある様に作られている事を知りました。隠れ防腐剤は当然微生物を殺す能力があります。その殺菌能力はミクロな視点で見れば、必ず人の細胞にも微少な傷害を与えています。健常な肌の人は修復する能力が高いので、微少な傷害は肌トラブルとして現れませんが、敏感肌やアトピー性皮膚炎の人では肌トラブルにつながってしまいます。だから無添加でも肌トラブルとなったのでした。

“安全な成分だけで作れないの?”“品質保持のため、防腐剤や界面活性剤等が必要なのは分かるけど、本来肌に必要のないものだし、肌にとっては毒じゃないの?”“製造側の視点ではなく、使う人の視点で本当の無添加化粧水をつくれないの?”これが私を動かした大きな考えでした。

その後自分で作る事にチャレンジしました。専門家の方に原料の選定や処方設計についてアドバイスを貰いながら改良を重ねてきました。防腐剤や界面活性剤等が入っていなくても常温で保存できる方法はないかと考えた末に、濃縮した成分と水を二つに分けるという方法にたどり着きました。2液を混ぜた後は冷蔵することで、防腐剤が全く入っていなくても保存期間をかなり延ばす事が可能でした。使っているうちに納得のいく肌の調子となり、それ以来全く基礎化粧品を買わなくなりました。やはり、原因は隠れ防腐剤だったのです。

肌トラブルで困っている友達にあげたらもっと欲しいと言われ、70代の母も私の化粧水しか使っていませんが、近所の方に肌をほめられたそうです。小学生の子どもの冬の乾燥肌ケアにも使っています。かかとやすね、肘のひび割れもなくなり、肌の潤いも実感できました。さらに、美白、シミ、しわにも効果があるという声も聞く様になり、防腐剤や界面活性剤などが肌の老化に大きな影響を与えているのではと感じました。その後、口コミで使いたいという敏感肌やアトピー性皮膚炎の人が増えて、これまで延べ70人以上の方が使っていますが、全ての人がこれまでのどの化粧水よりもいいと言ってくれました。実際にこの化粧水を使用することでどんどん肌が綺麗になっていきました。

誰でも安全に安心して全身に使える化粧水は、肌に本来必要のないものをすべて排除し、使う人の視点で作る物だと実感しました。この化粧水だけで十分なので、結果として、エコや時短にもつながりました。
また、全ての家庭に冷蔵庫があり、毎日必ず何回も冷蔵庫を開ける習慣をもつ日本では、化粧水を冷蔵庫に保存することにほとんど抵抗が無いこともモニター調査から分かってきました。化粧水に消費期限をもうけ、冷蔵保存する形態がほとんどの人に無理なく受け入れられると確信できました。

そして、絶対に商品化しなければと思ったのはアトピー性皮膚炎の方々からの沢山の感謝の手紙でした。“この化粧水を使って悩みや苦しみから解放された”“自分たちの周りの人にも是非薦めたい”という本当に嬉しくなる内容ばかりでした。この手紙がなければ商品化までたどり着けなかったと思います。
世の中には私の様な敏感肌やアトピー性皮膚炎で悩む人が沢山います。その人たちは自分に合う化粧品を探しつづける“化粧品放浪者”や“化粧品難民”と揶揄されています。健常な肌を持つ人には決して理解されません。大手化粧品会社ではリスクの高い本当の“腐る”無添加化粧品は絶対に作りません。トラブルを起こすと他のブランドにも大きな影響を及ぼすからです。

現在、“手作り化粧品”も販売されていますが、これは化粧品ではなく雑貨です。薬事法では化粧品とは認められないものです。原料の保証もなく、混合方法、保存方法、保存期間にも全く根拠がなくまさに手作りで、販売元は責任をとらない、安全性面でもコスト面でも消費者にとってメリットが少ないものです。
しかし、肌トラブルに悩む人はこれでも使ってしまっています。

肌に必要のないものは一切排除し、使う人の視点で作った安全安心な冷蔵保管する正真正銘の無添加化粧品が、一般的なものになる様に世の中の人の考えを変えていきたいと思います。そして、化粧品市場においても、食品と同様に“すぐに腐る無添加”と“添加物あり”の商品を自由に選択できる市場にしたい。

<特徴と性能>

防腐剤や界面活性剤などが肌に合わない敏感肌の方やアトピー性皮膚炎の方にも安心して使用できる本物の“ブレンド後は要冷蔵の腐る”無添加化粧水。メカニズムの異なる4種類の保湿成分を組み合わせ、この化粧水のみで顔、手足を含めた全身のスキンケアが可能なオールインワンタイプの新しい化粧水。皮膚の乾燥を防ぎ、潤い、つや、ハリを与え、肌本来の持つ力を呼び起こすことができます。肌にトラブルを抱えた女性のみならず、肌の弱い赤ちゃんや妊婦さん、エイジングによりトラブルを抱えた高齢者なども安心して長期間使えます。
テクスチャは伸びが良く、体温で乾くとしっとりと張り付くような手触りになり、最後にサラサラに変化します。オイルフリーで使用後はまったくべとつかないので、キーボードやiPadの画面が汚れることがなく、事務仕事中でも手指に使用できます。また、水溶性の成分だが水をはじくので、水仕事前後にも使用できます。肌の状態による使用感の個人差はさらに塗り重ねることで解消されます。これまでに肌の弱い人などにのべ70人以上の方(6歳〜76歳)に一年以上使用してもらい非常に好評な結果を得ている。特にアトピー性皮膚炎の方には圧倒的な支持をしていただいており、全ての方がこれまでで一番良い化粧水と言っていただいています。

<保湿にこだわった安全安心な成分>

防腐剤、界面活性剤、オイル、色素など肌に必要のないものは一切排除しました。肌トラブルの根源にあるのは乾燥であることから、主要成分はすべて保湿性能を持ち、自然食品にも含まれている成分で、製造、流通、消費のすべての段階で品質保証と高い安全性が確保できるものだけを厳選しました。全成分(5成分:水、グリセリン、ポリグルタミン酸Na、トレハロース、クエン酸)はすべて自然食品に含まれる成分であるので、冷蔵庫で食品と一緒の場所で保存しても、口に入っても、赤ちゃんが使っても安全安心な処方設計となっています。まさに、“飲める化粧水”です。また、濃縮液は希釈水に容易に溶ける様に工夫し、混ぜてすぐに使用できる様にした。さらに希釈水については、保湿性能もある特殊な水(電解還元性イオン水)を採用し、常温での製造、流通方法では全く品質、防腐性に問題のない処方設計をおこないました。

<コンセプト>

防腐剤、界面活性剤など皮膚に必要のない成分を全て排除した本当の安全、安心、安価な消費者の立場に立った新しい形態の全身に使える高保湿化粧水である(消費者が2液をブレンド、ブレンド後は要冷蔵、使用期限は2週間)。
この化粧水は、肌に不必要な成分をすべて排除し、肌トラブルにつながらない微少なダメージをも一切皮膚に与えないことで、少量の有効成分でも肌が本来もっている機能を回復させ、正常な肌に戻すことを特徴とします。また、肌の保湿性の保持に特化し、これ一つでも良い肌の状態を保つ事が可能な、全身に使えるオールインワンのエコな基礎化粧品です。敏感肌やアトピー性皮膚炎の方にとどまらず、子ども、赤ちゃん、妊婦、高齢者など、老若男女が安心して長く全身に対して使えます。

<消費者が2液をブレンドする新しいスタイルの化粧水>

希釈水の1液(57.5mL)と濃縮液の2液(2.5mL)がセットとなった化粧水。消費者自身がポーション容器に入った2液を1液に全量入れて使用。混合後は、要冷蔵2週間使い切り(開封前は常温で長期保存可能)。消費者は使いたい時に自らの手で安全で新鮮な化粧品をいつでも作る事ができ、その場ですぐに使えます。

防腐性のない化粧水を作るには無菌充填という方法で製造可能である。しかし、非常にコストがかかり、製造、流通の場面での品質保証はできるが、長期間使用する化粧品の特性から、消費段階での保証ができないため現実性がない。そこで、製造、流通と消費段階を分けて考えるという方法を取り入れました。

製造、流通の場面での化粧品の品質保証は、日本に昔から存在する防腐剤を添加しなくても長期保存可能な食品の保存方法を化粧品に取り入れる(低水分活性、微生物が増殖できないpH)ことで担保しました。実使用場面では、消費者自身の手で最終行程を行い(濃縮溶液を希釈水に添加して完成)、出来た化粧品を新鮮な食品の様に冷蔵保存し、消費期限をもうける事によって品質を管理します。この方法により、消費者は使いたい時に自らの手でいつでも安全で新鮮な化粧品を作る事ができます。さらに、経過時間を可視化する新しいツールを用意し、お客様が完成させた時点からの経過時間がモニターできるようにし、確実に消費期限を守れるようにしました。

我々が提案する製造者の立場ではなく、消費者の立場に立った、本当に安心安全で安価な一生使えるエコなオールインワン化粧水は、消費者ニーズにマッチした商品であり、社会的有用性が非常に高く、実現すればその貢献度も大きいものとなる。

本当の防腐剤無添加という事は“腐る”ということであり、常温で保管しても問題ない化粧品は本当の意味では防腐剤無添加ではない。この様な認識が消費者に定着すれば、化粧品市場に大きな変革をもたらす可能性がある。つまり、我々が期待する変革とは、本当の防腐剤無添加化粧品への消費者ニーズが高まる事により、市場に食品の様な要冷蔵、消費期限付きの化粧品が多数投入されることである。このことは消費者にとって化粧品選びの際に、食品と同様に様々な選択肢を与える良い変革であり、化粧品メーカーにとっても新たな市場が成立する良い変革であると言える。我々はこの化粧水が認知され、その良さが理解されれば、化粧品売り場に冷蔵エリアが出現することもそれほど遠い将来ではないと考えている。

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